
習志野経済新聞の2025年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、3月30日で閉館し通算約46年間の歴史に幕を閉じた「モリシア津田沼閉館」の記事だった。
習志野・谷津に焼き菓子店「おかしのこと」 パティシエが自宅で開業
ランキングは、今年1月から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 「モリシア津田沼」が閉館 前身施設を含め通算約46年間の歴史に幕 (4/4)
2. 習志野・谷津に焼き菓子店「おかしのこと」 パティシエが自宅で開業 (5/29)
3. 習志野・津田沼「栄昇らーめん」が営業再開 今後メニューの追加も (1/20)
4. 習志野・大久保に「カフェバー・サードプレイス」 女性が1人で入れる店に(2/4)
5. 菊田神社で「新京成線の御朱印」 象徴的なピンクの車両が印に(3/11)
6. 京成津田沼に「インドネパールレストラン ミラン」 タケちゃん跡に移転 (2/7)
7. 谷津バラ園の春のバラが間もなく最盛期に 6月中旬ごろまで見頃(5/18)
8. 習志野・谷津に「昭和レトロ駄菓子バー クエスト」 カレー25種も(5/23)
9. 津田沼に「ハワイアンカフェ&バー アイル」 雑貨販売やライブイベントも(2/12)
10. 習志野にカフェ「サロン・ド・テ・ラプリュイ」 開店から半年(4/16)
多岐にわたるジャンルがランクインした上半期。地域の象徴的な施設の閉館から新店舗の開業、地域の文化・観光スポットまで、習志野市の多面性を表すランキングとなった。
1位の「モリシア津田沼閉館」の記事では、1979(昭和54)年にサンペデックとして開業、2008(平成20)年にモリシア津田沼としてリニューアルオープンした商業施設の歴史の終焉(しゅうえん)を報じた。クロージングセレモニーでは多くの市民が最後の瞬間を見守り、地域に愛された施設の歴史に幕が下ろされた。
3位「栄昇らーめん営業再開」は、1年8カ月ぶりの営業再開を果たした津田沼の老舗ラーメン店の話題。SNSや地域住民から営業再開を望む声が多数寄せられており、再開時には多くの常連客が訪れた。
このほか、新規開業した店が多くランクインした。「おかしのこと」「昭和レトロ駄菓子バー クエスト」は谷津に、「カフェバー・サードプレイス」「サロン・ド・テ・ラプリュイ」は大久保に、「ハワイアンカフェ&バー アイル」は津田沼に、それぞれオープン。「インドネパールレストラン ミラン」は老舗中華料理店「タケちゃん」跡への移転と、多様な業態の店舗の情報に注目が集まった。
5位の「菊田神社の新京成線御朱印」は、新京成線の京成線吸収合併をきっかけに期間限定で頒布された特別な御朱印。象徴的なピンクの車両がデザインされ、鉄道ファンや御朱印コレクターからも注目を集めた。
7位「谷津バラ園の春のバラ」は、世界各国のバラ800種類・7500株が植えられた市内有数の観光スポットの見頃情報を伝えた記事で、毎年多くの来園者が訪れる恒例の話題となった。
閉館という別れの話題が1位となったものの、新店舗の話題や地域の魅力再発見につながる記事が多数ランクインし、街の活力と市民の関心の多様性を示している。下半期も引き続き、習志野市の今を伝えていきたい。