
地元の推しを見つけるツアーワークショップ「ジモタビ」が6月29日、開催された。主催は地域活性コミュニティー「LocaM(ローカム)」。
世代間交流の機会創出や地元の魅力再発見を目的に企画し、「地元の推しを見つける」ことをコンセプトとしている同イベント。ローカムがクラウドファンディングで商品化した習志野のご当地ボードゲーム「フォトマトペ習志野」を使い、「ルンルン」「キラキラ」などの「オノマトペ」を手がかりに習志野の街歩きを体験するもの。今回が2回目で、谷津地域での開催は今回が初。
参加者は、無人営業のカフェ「ecotone(エコトーン)」(習志野市谷津5)に集合し、複数のグループに分かれ、「フォトマトペ習志野」を体験。その後、グループごと谷津の街に繰り出し、街を歩きながら、各自が選んだ「キュンキュン」「ドキドキ」などの「オノマトペ」に沿った「音の風景」を探し、見つけた風景を撮影した。その後、再度同店に集合し、撮影した写真とその理由を発表するなどした。
今回初めて参加した市内在住の石川鈴奈さんは「初めて谷津の商店街を歩いたが、こぢんまりとしながらも活気があって楽しかった。ボードゲームの写真が知っている風景が多く、親しみが持てた」、子どもたちと一緒に船橋から参加した歩鳥さかなさんは「子どもたちとオノマトペを探しながら歩くのが楽しかった」と、それぞれ振り返る。市内在住の吉田勇司さんは「谷津はよく来るが、いつもは目的地に向かって歩いているせいか目に入っていないものも多かったと気づいた。歩き慣れた道でも再発見があって面白かった」と話す。吉田さんの長女・歩美果さん(小3)は「最初、知らない人たちとグループになり、ちょっと恥ずかしかったけど、一緒にゲームをしたり、まち歩きをしたりするうちに、とても楽しくなった」とも。
ローカム代表の長島裕樹さんは「子どもたちから『楽しかった、また来たい』と言う声が聞けて本当にうれしい。親子での参加が目立ったが、夫婦や茨城県など遠方からの参加もあったのは良かった。今後は親子・夫婦・個人、いずれでも楽しめるイベントとして、より一層イベントの満足度向上に努めたい」と意気込みを見せる。