習志野のシェアスペース&キッチン「notocoro(のところ)」(習志野市津田沼3)で8月20日、子どもによる夏祭りが開催された。
小学1年生~5年生の11人が、友人同士の店も含めて6店舗を出店。加えて、千葉工業大学の学生2店舗を含め、大人は飲食など5店舗を出店した。出店に先駆け、子どもたちは7月、千葉工業大学創造工学部デザイン科学科の稲坂准教授によるワークショップ兼出店説明会に参加し、「夏休みにあるとうれしい店は?」などをテーマに全員で話し合った。その後、「どういう店を開くか」「どうすればお客さんも自分も楽しめるか」などをワークシートに落とし込んでいった。店の運営に関わる備品などの購入品に関しては一律上限を決め親に借りるなどして、当日の売り上げからかかった経費を返せるよう、1回の値段や何回分準備をするかなども決めていった。
当日は謎解き、くじ引き、コイン落とし、飴(あめ)すくい、スーパーボールすくいなどさまざまな店が並んだ。事前に子どもたちが夏祭りを宣伝するチラシを友人たちに配ったこともあり、開始時刻の17時から19時の終了まで、家族連れや浴衣姿の子ども同士の客などが途切れることなく訪れ、いずれの店も盛況だった。
出店した子どもたちからは、「売るためには声を出すことが必要」「途中ですくうスーパーボールがなくなるなどハプニングがあったが、どうにか工夫して最後まで売り切れた」「黒字にできて良かった」などの感想が聞かれた。
同施設では今後、子どもたちがさまざまな体験をできるよう、子どもが出店するマルシェなども開いていく予定だという。