
習志野と八千代の街を走ってパトロールする「パトランナー」から成る「パトランやちなら」がパトランJAPAN事務局公認のグループとして発足し、新メンバーも迎えて8月10日、初の活動を行った。
パトランは、街を走ってパトロールしながら、道路や建物などのインフラ点検や困っている人のサポート、環境美化、啓発活動などを行う地域防犯活動。
今回新たにパトランナーとなったのは、習志野市在住のパトランナー、長島一博さんの娘で小学3年生の永佳(はるか)さんと、同じく習志野市在住の秋山秀二さん。
同日、新パトランナーを迎えて初のパトラン活動を行ったほか、「パトランやちなら」としても初の活動となった。「パトランやちなら」は、習志野市と八千代市で安心・安全に暮らすことができることを目的に発足。当日は「パトランやちなら」発足メンバー5人のほか、応援のパトランナーも市川市から駆けつけ6人で活動した。8時30分に実籾駅前で出陣式を行い、その後、実籾4丁目方面まで、雨が降る中を「星くず(パトラン用語でごみ)」を拾いながらランニングした。
初の活動を終え、秋山さんは「大学時代からボランティアをやっており、地域貢献したい気持ちがあった。SNSでパトランの活動を知り、もともとマラソンが趣味だったので自分にふさわしい活動と感じて参加することを決めた。今日、初めて実際に活動してみて、すれ違う人があいさつしてくれて、先輩パトランナーの日頃の活動が地元に根付いていることを感じ、とてもすがすがしい気持ちになった。これからできる活動を地道に続けていきたい」と意気込む。
習志野市初のパトランナーである松岡正幸さんは、新メンバーを迎えたことについて、「同じ思いを持つ人がいることがうれしく、頼もしい」と期待を込める。
グループ発足に当たり、長島さんは「これまで個人として活動してきたが、グループになることで、できることの幅が広がると期待している。定期的に活動してパトランのPRにもつなげていきたい」と期待を寄せ、「パトランやちなら」リーダーの六川光史さんは「地域の安全安心のため、防犯、防災、環境美化、知識の共有と言うことを軸に活動していく。この際、『できる時に、できる人が、できることをする』というボランティアの3Dの考え方を大切にしたい」と話す。
パトランでは8月31日までの1カ月間、「好きなタイミング、好きな場所」でパトランの活動に取り組める「WPM(ワールド・パトラン・マンス)」を実施している。