プラッツ習志野(習志野市本大久保3)で12月15日、津田沼高校音楽コースに在籍する生徒たちによる「校外演奏会」が開催される。
習志野市では第一次世界大戦時、習志野捕虜収容所においてドイツ捕虜がオーケストラ活動を行っていた歴史がある。ドイツ人が伝えたスポーツや文化活動の中に、習志野市民の音楽活動の原点がある。
同演奏会は、同高生たちが日頃の取り組みである器楽や声楽などの実技を発表することを目的とし、年3回開いている。年内最後の発表の場はホールを貸し切りにする、規模の大きな校外演奏会となる。
声楽も含め木管楽器や金管楽器、弦楽器、打楽器など多彩な楽器から成るプログラムで、独奏や二重~五重奏、ピアノの独奏や連弾もある。出入り自由で、観客は興味のある曲目などによって自由にプログラムを楽しめる。
吹奏楽部・オーケストラ部顧問の松田輔教諭は「大きな演奏会場での年に一度の発表となると、生徒たちのモチベーションも高まる。選曲では、生徒たちが自主的に決めるものもあれば、師事する先生と相談の上で決めるなどさまざま。演奏会の運営は、基本的には生徒の自主性を見守るようにしている。本校の音楽コースの生徒たちの日頃の取り組みを知ってもらう貴重な機会なので、生徒や家族をはじめとした地域の皆さまにも足を運んでほしい」と呼びかける。
13時15分開場、13時30分開演(16時30分終演予定)。途中入退場自由。