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ウクライナ人学者の著書を習志野のカフェなどで販売 売り上げの一部を寄付

ウクライナ人学者の著書や絵はがきの売り上げの一部が寄付につながる

ウクライナ人学者の著書や絵はがきの売り上げの一部が寄付につながる

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 習志野市内のカフェ「The little monster coffee」(習志野市鷺沼1)や雑貨店「Unite」(津田沼4)で4月2日、ウクライナ人学者の著書や絵はがきを購入すると売り上げの一部を日本赤十字社「ウクライナ人道危機救援金」に寄付する活動が始まった。

カフェ「The little monster coffee」店内に設置されたウクライナ本のコーナー

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 活動を始めたのは習志野市在住の平野だいさん。東ヨーロッパに親近感があり、昨今の状況からウクライナという国について調べていくうち、ウクライナ人学者のオリガ・ホメンコさんの本にたどり着いた。今回、寄付対象となる本は群像社から出版されている『国境を越えたウクライナ人』『ウクライナから愛をこめて』『ウクライナ現代文学短編集』の3冊。オリガさんは東京大学大学院地域文化研究科で博士号を取得しているため、自ら日本語で2冊を執筆、1冊を翻訳編集している。平野さんは、ウクライナの祭りなどで用いられる花冠をモチーフに描いた絵はがきも販売しており、こちらも寄付につながる。

 平野さんは「現在避難所で生活しているオリガさんやウクライナの方々に向けて何かできないか。ウクライナ人のことを知ることができるこれらの本を多くの方に読んでほしい」という思いから活動を始めた。SNSを通して活動内容はオリガさんにも直接伝えているという。

 開始日の4月2日には平野さんによる「ふるほんいち」も開催し、その売り上げの一部として2万1,955円を第1弾として寄付した。今後、対象店舗は増える予定。実施期間は「ウクライナ人道危機救援金」の受付期間(5月31日まで)内(店舗によって販売期間は4月30日まで)。

 現在の販売場所
The little monster coffee (カフェ) 鷺沼1
Unite (生活雑貨など) 津田沼4
Art Space CafePaPa(カフェ&ギャラリー)本大久保2
GARULA GARAGE(カフェ)谷津5

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