千葉工業大学(習志野市津田沼2)が 3月25日発行の学内ニュースで、2026年度一般選抜の志願者数が2年連続で16万人を超えたことを報告した。
志願者総数は延べ16万170人で、前年実績の99%。昨年比では1835人減となったものの、2年連続で16万人台を維持した。少子化による受験人口減や前年度の大幅増の反動も懸念される中、JR津田沼駅前にキャンパスを置く同大への関心の高さがうかがえる。
同大の一般選抜は、2月上旬のA日程・SA日程、中旬のB日程・SB日程、3月上旬のC日程という大学独自入試に加え、大学入学共通テスト利用入試の前期・中期・後期を組み合わせるのが特徴。複数の受験機会を設けることで、多様な学力層や併願ニーズに応えている。
2026年度は新方式として「5教科基準点型(共通テスト利用)」を導入し、3258人が出願した。国公立大との併願を視野に入れる受験生に新たな選択肢を示した格好で、制度変更が一定の訴求力を持ったことがうかがえる。主力方式でも「共通テスト利用(前期)」は6万4867人、「A日程」は3万1763人、「SA日程」は1万3376人と、いずれも前年を上回った。
中でも3月4日に実施したC日程の志願者数の伸びが目立った。人数は6463人で、前年に比べて約1.6倍に増加。入試の最終局面まで同大を進学先の候補として見据える受験生が多かったことを示した。一方、「共通テスト利用(中期)」は8040人、「同後期」は6689人、「B日程」は1万7047人、「SB日程」は8667人で前年を下回ったが、全体では高い競争環境を保った。
C日程当日は、福島県内での倒木と停電の影響で東京から盛岡間の新幹線が約3時間半にわたり運転を見合わせるトラブルも発生した。同大は本学会場と仙台会場で試験開始時刻を繰り下げ、受験生が不利益を受けないよう対応したという。
4月以降、同大はこうした選抜を経た新入生を迎える。学内ニュースでは、全学で展開する生成AI教育をはじめとする革新的な学びを提供していく方針も打ち出した。理工系人材の育成拠点として知られる同大。志願者数の安定は、大学の訴求力と教育環境の強さを示すとともに、津田沼エリアに根差す高等教育機関としての存在感を改めて印象づけた。
同大入試広報部の須藤岳大さんは「昨年の総志願者数が全大学中全国1位となり今年は志願者数の減少を心配したが、2年連続で16万人を達成し、本学を志願してくれた受験者に感謝したい」と話す。