譽田（こんだ）八幡神社（習志野市大久保4）境内で9月14日・15日、「譽田八幡神社祭り」が開催される。

開催時の譽田八幡神社で夏祭りの様子

　同祭りは、9月15日の「譽田八幡神社祭礼」に合わせて戦前から行われている夏祭り。子どもみこしや山車が10時に神社を出て巡行を始め、大久保の街を練り歩く予定。子どもみこしは昭和30年代初期、当時、町会に子どもみこしがなかったため「みこしがないのはかわいそう」と当時の大人たちが金銭を出し合い、大人みこしと同じ市川市行徳のみこし製作業者に発注し作ったものだという。

　祭りではアンズあめ、焼きそば、お好み焼き、綿あめ、ポップコーンなどの屋台と、射的、くじ引きなども出店する。

　特設ステージでは、大道芸やアクロバットパフォーマンス、和太鼓演奏のほか、歌手が歌を披露する予定。日大生産工学部も祭りの運営に参加する。

　大久保4丁目町会の川上親徳（ちかのり）会長は「一人でも多くの子どもたちにみこしを担いでもらい、日本の伝統行事としての祭りの楽しさを体験してほしい。これをきっかけに、子どもが町にも関わるようになり地域活性化にもつながってくれれば」と期待を込める。

　譽田八幡神社祭り祭典委員会の海老原定雄委員長は「15日の祭礼で神社からみこしが出発した後も、特設ステージのパフォーマンスがある。神社の長い参道脇に並んだ昔ながらの屋台の情景を含め、祭りを楽しみに来てほしい」と呼びかける。