「習志野市制施行70周年記念式典」が10月26日、東京ベイ幕張ホールで開かれ、市民ら約1200人が参加した。
習志野市は、1888(明治21)年の町村制施行で、谷津、久々田、鷺沼、藤崎、大久保新田の5つの村が合併してできた「津田沼村」、後の「津田沼町」が名称を変えた「習志野町」が起こりとなった。1954(昭和29)年8月1日に千葉市の一部を編入合併し、県内で16番目の市として誕生した。面積は当時、県内最小だった。
70周年を迎えた今年は、さまざま記念事業を実施。同式典のほかにも、市内の中学生が実際の市議会議場でまちづくりについて議員に問う「子ども議会」、50周年時に埋設したタイムカプセルの開封式などが行われた。今後も70周年記念イベントは続き、11月にはストリートピアノをモリシア津田沼(習志野市谷津1)に設置する「誰でもピアノ演奏」、12月には第1カッターフィールド(秋津3)で「プロ野球OB選手とのドリームベースボールゲーム・少年少女野球教室」を行う。
式典当日は、市政の発展に貢献した特別功労者858人、82団体を表彰。受賞者を代表し、習志野高校(以下、習高)吹奏楽部元顧問の石津谷治法教諭の母でもある、石津谷法子さんがスピーチを行った。その他、ご当地キャラクター「ナラシド」の友達「ソラシノ」が「飛来した」と発表されたほか、習高美術部がデザインしたマンホールデザインの発表、設置も。
習高吹奏楽部による記念演奏も行われ、えんじ色のTシャツを着た部員が習高校歌、野球応援の各楽曲を披露。打者名の部分に希望者の名前を当てはめ、その場で応援コールをするパフォーマンスも行った。終了後は会場のアンコールに応え、「レッツゴー習志野」「習志野きらっとサンバ」の演奏で幕を閉じた。
宮本泰介市長は「子どもたちが多様な愛情に育まれ、健やかに成長し、誰もが健康で心豊かに暮らすことができる習志野市へと進んでいく」と意気込みを述べた。