習志野市内を中心に子どもたち向けの環境問題に関するワークショップなどを開いている市民団体「earth FUNTRY!(アースファントリー)」が2月5日、習志野市立向山小学校(習志野市谷津2)で環境問題学習ミュージカル「小さな一歩」の公演を行う。習志野市内の小学校での公演は今回が初。
同団体は2023年に活動を開始。これまで市内の小学校で「ごみの授業」や、地域の子どもたちと共にごみ拾いなどの活動を続けてきた。ミュージカル公演は昨年、船橋市内で初公演。代表の渡邉美玲さんは「ぜひ多くの小学生に公演を見てもらいたい」という思いから習志野市内を中心に地道なアプローチを続け、今回の公演が決まった。
公演に先立ち、渡邉さんは「これまで地球環境やSDGsに関わるさまざまな活動を続けてきた。習志野市内の小学校でミュージカル公演ができるのは心からうれしい。環境問題を身近に感じてもらい、今の自分に何ができるのかを考えるきっかけになれば」と期待を込める。
渡邉さんは学生時代からミュージカルに打ち込んできた。コロナ禍で歌もダンスも禁止された子どもたちの様子を見て、「子どもが楽しめる活動をしたい」と思い、楽しみながら地球環境について考えることができる楽曲「レッツトライ!サステナブル!」を作詞・作曲。もっと自分にできることはないかと考えていく中で、ミュージカル公演につながったという。
「今後も小学校でのミュージカル公演は続けていきたい。春にはアースファントリーのオンラインコミュニティーも開設予定なので、さらに活動を広げたくさんの人と交流していきたい」と話す。
同校での公演の観覧は児童と希望する保護者が対象だが、2月2日に香澄公園(香澄5)で行うリハーサルは一般にも開放する。