譽田(こんだ)八幡神社(習志野市大久保4)境内で2月2日、「節分祭」が行われた。
当日の午前中は肌寒く、雨天のため催行が危ぶまれたが、祭りが始まる前に小雨になった。境内にお菓子を集めるための袋や箱を持った子どもや大人が大勢集まる中、舞台上で笛や太鼓の演奏の後、獅子舞がパフォーマンスを披露。集まった子どもたちは、舞台上を縦横無尽に動く獅子舞にくぎ付けになり、獅子がミカンをくわえて立ち上がると、大きな歓声が起こった。終了後は演者が獅子を脱いであいさつし、大きな拍手が起きた。
獅子舞を見た60代男性は「舞台の上の獅子舞を見ると、心が浮き浮きするのと同時に、獅子舞に負けないよう自分も頑張って生きなければと気が引き締まる。獅子舞は素晴らしい日本の伝統文化。伝統を絶やさぬよう、来年も再来年も続けてほしい」と話す。
獅子舞の後、おはやしの中、節分用の裃(かみしも)に身を包んだ大人、子どもが豆やお菓子、ミカンなどを壇上からまき始め、集まった参加者は飛んできた豆などを集めた。中には、袋や箱いっぱいにお菓子を集めた子どもの姿もあった。
節分祭に参加した児童は「夢中で集めていたら、たくさんのお菓子が取れたので、友達と一緒に食べる」と話し、児童の母親は「家の節分も良いが、神社の豆まきはまた別物。子どもも楽しんでくれて何より」と振り返る。