
「新習ふれ愛まつり」が3月8日、新習志野公民館(習志野市秋津3)で開催された。主催は同館と新習ふれあいネット。
曇り空の下で始まった同イベント。焼きそば、チヂミ、チョコバナナ、綿あめ、生花の模擬店が野外に出店し、屋内ではバルーンアートや「お楽しみくじ」のブースに子どもたちが集まり楽しんだ。多目的室では市内の保育園、小・中学校生によるダンス、鼓笛やソーラン節などの発表や、習志野市を中心に活動する「アンサンブル・フォルテピアノ」の吹奏楽の演奏が披露された。抽選会では、多くの人が集まる中、番号と当選者の名前が読み上げられ、当選者が賞品を受け取った。
ワークショップコーナーには、貝殻アートや防災ツール工作のほか、ウクライナ避難民支援団体「カリーナ」が避難民の手作り作品を用意しブース出店。キーウから来た日本語が話せるイヴァンカさんが着物を着て対応をしたほか、母親のオルガさんが作ったあみぐるみも販売。キーウ近くの街から来たオクサナさんは、ウクライナの伝統工芸「ヴィシヴァンカ刺しゅう」の作品を出品した。オクサナさんは「ヴィシヴァンカ刺しゅうは本当に面白い。今回刺しゅうしたナイチンゲールは、ウクライナのシンボルの鳥。一人でも多くの人に知ってほしい」と話し、イヴァンカさんは「たくさんの人がウクライナの国や文化や作品に興味を持ってくれてうれしいし、ウクライナ人を歓迎してくれるこの国の人に感謝している」と話す。
屋外の広場で千葉工業大学(津田沼2)の「よさこいソーラン風神部」の演舞のパフォーマンスが始まると、歓声や手拍子が起き、最後の楽曲では演者が客や子どもと一緒に踊ったり、輪になって回ったりして、盛り上がった。
千葉工大2年生で、よさこいソーラン風神部20代目主将の高橋蒼生(あおい)さんは「昨年よりたくさんの方に見てもらい励みになった。20代目は30人近くいて個性的なメンバーが多い。習志野の方々に笑顔と元気が届けられるよう全力で取り組みたい。ぜひ祭りに来てほしい」と応援を呼びかける。後輩の演舞を見て、昨年引退した19代目主将・飯倉菜那さんは「前より笑顔が増えたなと、とても感じた。これからもどんどん笑顔という言葉を大事にして練習してくれたら」と後輩にエールを送る。