アシザワ・ファインテック(習志野市茜浜1)は3月4日、東邦大学と「連携活動に関する基本協定」を締結した。
化粧品・セラミックスなどの原料をナノメートルサイズに微細化する微粉砕・分散機器の開発製造・販売を手がける同社。創業は1903(明治36)年で、この分野では世界最先端の技術力を誇るという。
今回の協定は、2028年4月に同大習志野キャンパスに「生命理工学部」が新設される計画を背景に、「同大の高い教育・研究力と、同社が120年以上かけて培ってきた粉体工学をはじめとする産業界の知見を結びつける」ことで、「学術と産業の融合による新たな価値創出」「次世代を担う理工系人材の育成」「地域社会および産業界の発展」への貢献を目的としている。
両者が連携協力する分野は5つから成る。教育に関する連携 大学の教育活動に同社の社員を講師として派遣するなど、実務的知見を提供することで、実践的な理工系人材の育成を推進すること。研究・開発に関する連携 粉体工学を中心とした先端分野で「社会連携講座(学内研究室)」を設置し、技術創出につながる共同研究を展開すること。人材育成・人材交流 両者の地理的な近さを生かし、学生・研究者・技術者の交流を促進。産学双方に有益な人材育成を図ること。共創拠点・施設整備 教育研究環境の充実を目的とし、共同活動の拠点となる施設・設備整備を支援すること。産業振興・地域連携 地域企業や商工会議所、自治体、小中高校とも連携し、地域活性化や次世代人材の育成・循環に貢献すること。
締結式では、同大の炭山嘉伸理事長と同社の芦澤直太郎会長が協定書に調印した。
同社は「この連携を通じて、教育と産業をつなぐ新たな産学連携モデルの構築を目指す」としている。