座談会「一緒に考えてみませんか?ウィズ・コロナで成長していく子どもたちに私たち大人ができること」が11月11日、オンラインで開催される。
習志野市在住の元保育士や元教員の保護者メンバーが主催する同座談会は今回で3回目。コロナ禍で成長していく子どもたちに大人ができることを考え、それぞれの思っていることや体験を共有する。第2回はオフラインで、9月19日に行った。
第2回では、スライドでコロナ禍の2年半を振り返り、コロナ禍での環境の変化や感染症対策の代償などについて意見を交換。話し合いでは「子どもたちの成長・発達や心を守らなくてはいけない大人が、立場や責任、世間体という名の感染症対策を守っている現状がある。感染症対策の代償で心理的虐待が増え、不登校や自殺を選ぶ子どもが増えている」などの意見が交わされた。マスクの効果や危険性についても、その解決策を話し合った。「任意のはずのマスクの着用が教育現場や保育現場で強いられている状況があることや、慎重に感染症対策を行っていたにもかかわらず、罹患(りかん)したことで免疫力を高めることの重要性に気付いた」という声が上がった。
他にも「昼食を共にし、話をすることで、よりおいしく、楽しい時間を過ごすことができ、多くのコミュニケーションが生まれた。黙食で奪われている子どもたちのかけがえのない時間は計り知れない」という発表もあった。
代表の伊藤佐和子さんは「この状況を作ってきた大人が、行動で示していかなくては。大切なことは、自分の頭で行動すること。『言われたから』『決まりだから』ではなくて、『どうしたらいい?』を自分で考える大人の姿を子どもたちに見せていきたい」と話す。メンバーの澤村あゆみさんは「1人の100歩よりも100人の1歩。一人一人の大人が勇気をもって一歩踏み出すことで、変えられるものがあると信じている」と言う。
「参加したくても都合がつかない」などの声が多くあったため、第3回座談会は、オンライン開催が決定。「地域を問わず、子どもの笑顔と未来を守りたいという大人の第一歩の場を作っていきたい」と伊藤さんは話す。