谷津北口駅前で現在、「癒しの菊華庭園」と題した菊の展示が行われている。菊は習志野市谷津在住の酒井美晴さん・恭子さん夫婦が育てたもの。
美晴さんは義父の影響を受けて菊栽培を始め、30年近くになる。最初は趣味で育てていたが、谷津コミュニティセンターの地域文化祭で菊を飾ってほしいと言われ地域に展示し始めた。その後、駅前で展示の依頼があり、現在の形になる。
中央にはアンパンマンの菊人形を置く。これは1982(昭和57)年まであった谷津遊園の思い出として展示。谷津遊園は花の栽培も盛んで菊人形展が行われていた。今年は昨年に引き続き、アンパンマンをモチーフに菊人形を作った。酒井さんは「写真を撮ったり、眺めたりして見てくれているのがとにかくうれしい。今年は気候の影響でいつもより小ぶりだが、地域の人に支えられて展示できた」と話す。
菊と共に、昔の谷津駅周辺、谷津遊園などの写真も展示。写真を見て昔を振り返る人や菊の写真を撮る人々でにぎわいを見せている。11月27日まで。