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習志野・実籾の千葉県初・農業体験農園「さくら農園」で春の根付け

オーナー桜井勝子さん

オーナー桜井勝子さん

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 千葉県初の農業体験農園「さくら農園(未来塾)」(習志野市実籾3)で現在、ナスやジャガイモ、大根、枝豆、里芋、トウモロコシの6根の春の根付けが行われている。

スタッフの小俣勇人さん

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 半世紀にわたりさくら農園を守るオーナーの桜井勝子さんは、昔の農業のあり方に限界があると感じ、移住者や消費者と共に農地を守ることを目標に2006(平成18)年、農業体験農園を始めた。

 桜井さんは「開園当初は利用者の多くが定年間近の夫婦だったが、ここ数年は若い夫婦や子連れの家族が増えてきた」と話す。実籾地域が宅地開発される以前は、実籾駅南側一面は江戸時代から続く農地だったが、時代とともに農地の住宅化が進み、同園の周辺も住宅が立ち並んだという。

 農業体験農園では、農地を貸すだけでなく、道具や肥料の準備が不要で手軽に参加でき、プロによる指導が付く。桜井さんは長年の経験を生かして利用者をサポートし、初心者でも1年目で野菜が豊作になるほどだという。

 スタッフの小俣勇人さんは「母親が未来塾第1期生。当時自分は中学生で母が農作業する姿を見ていた。今は自分がスタッフとなり3年目。さくら農園のおいしい野菜で育った」と話す。

 「農具は全てそろっており、鍬(くわ)の持ち方から丁寧に指導している。軍手のみ持参すれば、初心者でも農作業を気軽に体験できる」と桜井さんは呼びかける。

 1区画は約30平方メートルで、年間料金は5万円。来年度の体験農園の募集は11月ごろ。

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