習志野市が委託したスポーツインストラクターを派遣して、地域で自主グループによる健康づくりを支援する事業「まちでフィットネス」を6月15日、習志野市が始めた。
同市は、地域で気軽に介護予防に取り組める場所をつくる活動を支援しており、「まちでフィットネス」事業はその一環。
フィットネスメニューは、新しく運動を始めたいグループへの新規立ち上げを支援する「スタート編」と、既に活動しているグループへ継続のため支援する「フォローアップ編」の2種類がある。
スタート編では介護予防のために運動を始めたいが、何をしたらいいか分からない人に、スポーツインストラクターが全6回の運動指導でグループの立ち上げを支援する。2~3カ月程度のコースで、グループに合った運動メニューを提案、グループ主体で運動を続ける方法も指導し、派遣終了後も運動が習慣化できることを目指す。
フォローアップ編は既に定期的に運動を行っているグループに年1回、スポーツインストラクターを派遣。普段実施している運動に加えられるようなバリエーションの紹介や、スタート編でレクチャーした運動の復習などを行う。スタート編を利用していなくても、申し込むことができる。
スタート編は5人以上20人未満、「フォローアップ編」は5人以上30人未満の概ね65歳以上で構成されている団体で、会場を自分で用意できることなどの利用条件を設ける。
同市高齢者支援課の大竹あゆみさんは「まちでフィットネス」の目的について、「住民の方がスポーツの専門家にアドバイスや指導をしてもらうことで、市民の皆さんがいつまでも地域で健康に暮らしてくきっかけになれば」と話す。
募集は40団体で先着順。申込期限は、スタート編=12月31日、フォローアップ編=2024年2月中旬。