学生の作品を集めた展示会「mina津田沼書道コンクール」が7月13日、新津田沼駅直結の商業施設「mina」(習志野市津田沼1)4階の展示スペースで始まった。
主催の「彩雲会」は、学生の書道作品を広く世に広めるため、作品を公募し各所で展示会を開いている。
主宰の岡部江里子さんをはじめ、第74回「文部科学省認定社会通信教育終了者表彰」で成績優秀者として賞状を授与された南晶子さんなど、習志野市や船橋市で書道の私塾を運営する指導者や学校にボランティアで指導している指導者が中心となり活動している。今回は、習志野市内の子どもが多数参加していることから、同施設での開催となった。
会場では、毛筆の書道作品のみでなく、百人一首の句を書いた硬筆の作品も展示する。岡部さんは「この展示会は、展示されない子どもたち全員にもメダルを渡すなど、毛筆でも硬筆でも文字を書くことを通して子どもたちを笑顔にしていくのがコンセプト。書道をはじめ字を書くことは昔から続く日本の伝統文化なので、文化継承の意味も込めて、子どもが関わる機会を作り、頑張って書いた作品を見てあげてほしい」と話す。
「硬筆で書いたかるたの百人一首も普段は目にする機会がないので、この機会にかるたの文化にも触れてもらえれば。学校では小学3年生から、書き初めを含めて授業で書道に関わり、日頃からきれいな字を書いているが、その技術は一生の役に立つかけがえのない宝物。それを生かせる展示会にした。ぜひ気軽に見に来てもらえれば」と呼びかける。
展示時間は10時~21時(最終日は12時まで)。入場無料。8月10日まで。