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創業117年「張替酒店」で見学会 近代商人の営みを今に

張替酒店外観

張替酒店外観

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 創業117年の習志野の酒販店「張替酒店」(習志野市大久保1)の特別見学会が9月24日、開催される。展示会「近代の習志野を支えた商人たち」の連動企画。

公開予定の張替酒店2階の部屋

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 「近代の習志野を支えた商人たち」は、市民プラザ大久保(大久保4)で9月2日まで開催している展示会で、「習志野の歴史を語る会」が主催する。陸軍の御用商人ら中心の当時の写真や資料を展示し、活動や記録を伝える。

 6月行った見学イベント「わくわく建築」では予定参加者数の倍以上の応募があり、参加できなかった応募者から「別の機会を設けてほしい」という声が寄せられたという。同会が運営を手伝った縁もあり、今回の見学会が開催されることになった。

 当日、普段は非公開の主屋や洋館、蔵などの見学ができ、犬養毅の掛け軸、富士山を模したガラス戸、防空壕の跡や敷地内にある歴史的建造物、日用品、骨董(こっとう)品など、ガイドによる近代の日本歴史を踏まえた案内付きで見て回ることができる。見学会は1回1時間で、13時~18時に5回行う。

 同会スタッフで6月のイベントも運営した明里さんは「習志野を代表する老舗の張替酒店の通常非公開の部分を特別に見学できることになった。当時のままの建物を体感することで『身近にこんなに素晴らしい建物が残っていたんだ』と、街の歴史を知るきっかけになれば。前回開催時は高倍率で、今回も応募者多数の場合は抽選になるが、地元住民や習志野市民にも多く来てもらえれば」と参加を呼びかける。

 参加費は1,500円。応募締め切りは8月27日。

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