台湾茶・古樹専門店「圓心茶荘(えんしんちゃそう)」(習志野市大久保1)がゆうろーど大久保商店街にオープンして、1月1日で1カ月がたった。
台湾の「圓心茶荘」のリンメイファさんの下で修業した店主の朝生純子さんが開いた同店。店名は修業先の「圓心茶荘」の名前とロゴにほれ込んだ朝生さんが日本で使う許可をもらい付けた。
店に入ると最初に「本日の試飲」の茶が提供される。茶を飲みながらメニューと瓶詰めの茶葉の香りを嗅ぎながら決め注文する。茶葉は台湾茶・古樹茶を使い、机の上で湯をかけ流していれる「工夫茶」で提供する。カウンター4席と2人席2卓の計8席を用意。
メニューは「蜜香烏龍茶(みーしゃんうーろんちゃ)・軽焙煎(ばいせん)」(930円)、「梨山高冷茶(りーさんがおりんちゃ)」(980円)、「東方美人」(1,030円)の台湾ウーロン茶、「蜜香紅茶(みーしゃん紅茶)」、「日月潭紅玉紅茶(にちげつたんほんゆいこうちゃ)」(以上930円)の台湾紅茶、「木化茶丹(むーふぁーちゃーだん)」、「永徳銀芽(よんだーいんやー)」「野生古樹紅茶」(以上1,280円)、「象明芽(しゃんみんやー)2006年」(1,780円)の雲南古樹茶の工夫茶に、シェーカーを使ったアイスティーの「泡沫ストレートティ」や豆乳ミルクティー(以上480円)、蜂蜜と台湾茶にチーズクリームをいれた「蓋(ふた)茶」(530円)などの工夫茶以外のドリンクや、手作りのパイナップルケーキにチーズクリームを添えた「鳳梨酥(ふぉんりーすー)」(320円)、茶葉で煮込んだ角煮のサンドイッチ「刈包(ぐわぱお)」(500円)などの食事も用意する。茶葉の量り売りは10グラムから。
同所に出店した理由について、朝生さんは「日本に引っ越してきてから歩いた大久保商店街が、祖父と祖母が住んでいた浅草橋の下町に雰囲気が似ていて好きになったのがきっかけ。店に来てくれた方には、茶つぼ、茶葉に湯を投じる時、一煎一煎、茶をいれる時に、『このお茶を飲んで、皆さまの心が丸くなりますように』と思いながら、最後の一滴まで心を込めていれる。茶葉からたくさん茶が出るので、タンブラーなどで持ち帰って家でも茶を楽しんでくれれば」と来店を呼びかける。
営業時間は12時30分~20時(土曜・日曜・祝日は18時30分まで)。