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イトーヨーカドー津田沼店、9月で閉店へ 47年の歴史に幕

イトーヨーカドー津田沼店正面

イトーヨーカドー津田沼店正面

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 イトーヨーカドー津田沼店(習志野市津田沼1)が9月29日で閉店する。イトーヨーカドーが5月10日、発表した。

イトーヨーカドー津田沼店、9月で閉店へ 47年の歴史に幕

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 同店は1977(昭和52)年、新京成線新津田沼駅直結の駅ビルに開店。地下1階から地上8階の店舗は、食品や衣服、医薬品、化粧品、文具、玩具、家具、電気、飲食店などがあり、幅広い商品が購入できるのが特徴で近隣住民に長年にわたり利用され、全国のイトーヨーカ堂の中で同店の売り上げが1位だったこともあった。

 7階のレストランフロアにはファミレス「ファミール」、中華そば「平和軒」、そば「家族亭」、洋食「銀座フランス屋」「カプチーナ」、中華「嘉賓別館(かひんべっかん)」、とんかつ「いなば和幸」などの飲食店が入っていたが、昨年11月にマクドナルドが閉店するなど徐々に店が減り続け、現在では「サイゼリヤ イトーヨーカドー津田沼店」の1店舗の営業となっている。

 同店を利用してきた習志野市在住の20代女性は「小さい頃は、母と手をつないで地下の食品街でお菓子を買ってもらうのが楽しみだった。毎年4階にある『サカエヤ学生堂』が制服の注文を受けるために、習志野市の中学校ごとに特設ブースを作り入学前の親子が並ぶのが風物詩だった。私も習志野第五中学校なので作ってもらったが、他のブースの学校の制服を見ながら、あれがかわいい、あっちの制服がいいな、などと言いながら並んでいた」と思い出を振り返る。

 同店の特徴として7階のフードコートが普通のフードコートと異なり、地下1階の食品フロアで買ったものを持ち込んで利用することができる。受験シーズンには、フードコートで勉強する生徒の姿も見られた。

 習志野市在住の20代女性は「大人になってからも1階にあるドラッグストアは周りのコスメショップやドラッグストアでは売切れている人気の化粧品があることが多く、穴場だったのでよく通っていた。長年使っていた場所がなくなるのは仕方ないこととはいえ寂しい」と話す。

 営業時間は10時00分~21時00分。2~6階は20時まで。

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