創立150周年の大久保小学校（習志野市藤崎6）の旧校舎を巡る「大久保小学校旧校舎思い出ツアー」が7月20日に開催される。主催は同小創立150周年記念事業実行委員会。

大久保小学校旧校舎外観

　周年記念事業で校舎が新設された同校。新校舎建て替えのため、取り壊しが決まっている旧校舎をしのび、卒業生が中心となって同イベントを企画した。ツアー参加者は旧校舎内を歩きながら、各所に設置されたQRコードを読み込むことで、当時の景色をダウンロードすることができる。

　併せて、「音楽室のモーツァルトの目から血が流れる」「モナリザの眼が動く」「階段が一つ増える」「理科室の人体模型が動く」など「大久保小の七不思議」をテーマに、世代ごとに付箋でエピソードを貼ったり、校舎の壁や柱にメッセージを書いたりすることができる。

　実行委員会委員長の柏木成則（しげのり）さんは「私も子どもの頃通ったのはもちろん、私の子どもたちや私の親も通ったので、旧校舎には親子3代にわたり世話になった。授業参観で親に来てもらった校舎に、今度は親として来た時や世話になった担任の先生、卒業してから今まで付き合いのある同級生など思い出が数えきれないほどある」と話す。

　「本当に形あるものはなくなると忘れ去られてしまうが、データなどで思い出にしつつ、心に小学校の思い出を残して、兄弟や子どもに違う形であろうと思い出として大久保小学校が語り継がれるためにも、ぜひ来ていただければ」と来校を呼びかける。

　開催時間は9時～13時。参加無料。