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習志野の戦時・戦後のエピソード展示企画 150件超集まり会期延長へ

当時のエピソードが集まった「あなたの知らないぼくちゃんの世界」大久保の地図

当時のエピソードが集まった「あなたの知らないぼくちゃんの世界」大久保の地図

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 市民プラザ大久保(習志野市大久保4)で開催中の展示企画「あなたの知らないぼくちゃんの世界」で、戦時・戦後のエピソードが150件以上集まるなど反響が大きいことから、主催する「習志野の歴史を語る会」が展示会の延長を決めた。

展示会開催初期5月の時点での大久保の地図

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 5月1日に始まった同展。大久保商店街協同組合の「習志野の歴史を語る会」が中心となって当時の大久保商店街の地図を作り、郷土史家のひぐち誠さんが昭和20年代を知る16人に話を聞き、該当場所にエピソードを貼り付けて作成。同展が始まってからもエピソードを集め続け、「戦時中偉そうにしていた軍人が、戦争が終わると仕返しを恐れて夜しか外出できなくなった」「閑院宮の奥さんはアメリカ留学経験があり気さくだった」「戦後大久保のバーやカフェにGHQの兵士が来ていて、大柄でびっくりした」「『出陣します』とあいさつに来たおじさんが出撃前に家の上を3回旋回してから出撃したが、骨つぼでの帰還になり家族全員で泣いた」など、7月25日現在151件のエピソードが集まった。反響の大きさを受け、当初7月末で終了予定だったが8月末までの延長を決めた。

 当時を知る人への取材、展示物作成、掲示を一人で行ったひぐちさんは「『習志野の歴史を語る会』の集まりの中で皆さんの幼少期の話がとても面白いことが分かり、そこから毎週何気ない会話を書き留めて2年。展示会の、当時の商店街の特大地図にある程度まとめることができた。戦争体験、両親から聞いた話など皆さんが鮮明に覚えていた。特に戦争体験は子どもたちには怖くて仕方なかったことだと思う。大久保地区でも語られていない話に触れ、初めて聞く話ばかりで大変驚くことばかりだった」と話す。「今の時代では考えられないことばかりだが、子どもにも見てもらい、大久保の歴史を知ってほしい。こういう何気ない話でも後世に残ってくれれば、歴史を語り会としても大変うれしい。取材もまだ続いていて、一度ご覧になった方もまた見に来ていただければ、当時のコメントが増えているかも」と来場を呼びかける。

 開館時間は9時00分~20時00分。第2・第4火曜休館。入場無料。

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