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実籾パークサイドハウス上棟式 餅まきに300人超 地域住民との交流深まる

実籾パークサイドハウス関係者が勢いよくお菓子をまいた

実籾パークサイドハウス関係者が勢いよくお菓子をまいた

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 習志野市内で建設中の「実籾パークサイドハウス」(習志野市実籾本郷)で8月24日、上棟式が行われた。同施設は、社会福祉法人「福祉楽団」が手がける児童養護施設を中核とした複合型福祉拠点。

上棟式式典の様子

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 式典には関係者約30人が参列。式次第に沿って進行し、式典後には近隣住民300人以上が集まり餅まきが行われた。

 同法人理事長の飯田大輔さんをはじめ関係者が新築現場の足場に立ち、参加者と共に声をそろえてカウントダウンした後、お菓子や餅、おひねり、景品を記したカプセルなどを勢いよくまいた。

 飯田さんは「まずは想定以上の人に集まっていただき、餅が行き渡らずに申し訳ない」と手を合わせた。「地域に根付いた施設を目指している。こうして仲間に入れてもらえてうれしい」と話す。

 事業部長の藤堂智典さんは「100人、いや50人でも集まってくれたら、と考えていたため、これだけ関心を持って、ポジティブに捉えていただいていることに喜びよりも驚きの気持ち。困っている人も困っていない人も、気軽に足を運べる場所をつくりたい。その実現に改めて責任を感じている」と意気込みを見せる。

 5,000円分のアマゾンギフト券を受け取った保坂健人さんは「上棟式はネットニュースで知った。餅まきは、祖母や母から話を聞くことはあったが、見たのも参加したのも初めてで、楽しかった。周りの人が取り損ねたものを運よく拾えて良かった」、近所に住み家族で参加した石井亮平さんは「妻も施設説明会にも参加した。近隣住民の説明なども大変だったのでは。バスケットコートなどもあり、地域に開かれた特色のある施設ということで、地域活性化にもつながると期待している」と、それぞれ話していた。

 同法人は、「社会や大人の都合によって奪われてしまった子どもの当たり前の権利や生活」を守るため「OUR KIDS 基金」を創設。建設サポート3億円、ライフサポート1億円の寄付を募っており、19日時点で4,248万143円が集まっている。2025年3月開設を予定。

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