織戸菜園(習志野市鷺沼4)の「ひまわり回廊」が満開を迎え、7月16日、一般開放が始まった。
習志野で営農する同園の織戸淳也さんは農業歴13年目の若手農家。季節に応じて野菜を少量多品目で育てており、スーパーの地場野菜コーナーやJA「しょいか~ご」を中心に販売している。
ひまわり回廊は昨年開始。始めた理由として「コロナ禍などさまざまな要因で肥料の値段が上がり、近年緑肥に注目が集まっている。今年はロシアのウクライナ侵攻もあり、さらに肥料の値段が上がっている。ヒマワリは秋・冬作用の緑肥になり、そのまますき込み肥料にすることで土壌改良や害虫駆除など、さまざまなメリットがある。さらに地域の方に喜んでもらえる」と話す。
織戸さんは「昨年は2メートル以上のヒマワリの品種だったので迷路としては良かったが、全体を見渡したり写真を撮ったりすることができない、風が通らないなどの問題があり、今年は1.5メートルほどの高さになる『サンマリノ』という品種を植えたので見やすくなったと思う。通常より1.5倍の密度で厚く種をまいているので、花が小さくなり持ち帰りやすいサイズになった。夏休みに近づけて花が咲くようにしたので子どもたちに楽しんでもらえたら」と話す。
同園の看板の下には植物用はさみが置いてあり、100円で5本まで持ち帰ることができる。ひまわり回廊が見られるのは7月末まで。8月には畑に戻し、ブロッコリーを作付けする予定。駐輪スペースあり。駐車場は近隣のコインパーキング利用となる。