津田沼駅南口でスーパー「フォルテ津田沼店」(習志野市奏の杜2)を経営するベルク(埼玉県鶴ヶ島市)が7月、「習志野子ども食堂ネットワーク」に米や水を寄付した。内容は、米5キロ×100袋、水2リットル×100本、560ミリリットル×100本。
同社マネジャーの中島敏さんは「習志野商店会連合会から連絡を受けて経営陣に相談したところ寄付を即決した。地域貢献を理念に掲げているので、これからもこのような活動には協力していきたい」と前向きな姿勢を見せる。同店の丸山佳祐副店長は「他の企業でもこのような活動に協力しているのを聞いたことがあり、少しでも地域貢献、社会貢献につながる協力ができてうれしい」と話す。
習志野子ども食堂ネットワークは市内の4団体を中心に設立。子どもの貧困による食の支援や居場所つくり対策に取り組んでいる。給食がない夏休み期間、子どものいる生活困窮世帯へのフードパントリーの協力を会長の五十嵐啓晋さんが習志野商店会連合会に依頼し、事務局長の竹内昌子さんが会員に連絡、ベルクが快諾して実現したという。
地域交流プラザ(東習志野2)で「ブレーメン子ども食堂」を運営する宍倉一麻施設長は「命につながる米と水を寄付していただき本当にありがたい。学校が休みになる夏と冬は食糧確保が大きな課題」と話す。五十嵐さんは「習志野市内で4カ所の子ども食堂ネットワークができてきた。これからも少しずつ輪を広げていきたい」という。