京成大久保駅の近くにある家族の写真館「日々是好日(ひびこれこうじつ)」(習志野市本大久保3)が6月、「モノクロ写真館」を始めた。
モノクロ写真館では、家族などの記念日を大切に、「景色や洋服などの色も込みで思い出を残してほしい」という思いから、これまでモノクロ写真はあえて撮影してこなかった。カメラマンの松浦翔平さんは「日々是好日では撮れない写真を撮りたくなった。モノクロは色がない分、人が浮かび上がってくる」と話す。
そこで管理しているシェアスペース「林檎の木」(本大久保3)を利用して、無地の背景を使ったモノクロ写真館を始めた。1時間の中で撮影は10カットのみ。撮影前にどんな写真にしたいかをじっくりヒアリングする時間を設ける。松浦さんは写真館を開く前に広告や雑誌の撮影経験が多く、そこで培ったライティング技術を使い、希望に沿った写真になるよう、都度ライティングを組み撮影を行う。料金は30,000円~。
松浦さんは「モノクロ写真を見ると、色はその人の思い出の中で浮かび上がってくる。だから見る人によって色が違うし、10年後に見ても見え方が変わってくるのが面白い。いろいろな用途でモノクロ写真を体験してほしい」と利用を呼びかける。
営業時間は10時~18時。火曜定休。