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習志野・薬師寺で御前立佛開眼法要 イベントやワークショップも

御前立仏開眼法要を執り行う三橋秀朋住職

御前立仏開眼法要を執り行う三橋秀朋住職

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 習雲山瑠璃光院(しゅううんざんるりこういん)薬師寺(習志野市大久保1)で10月26日、「薬師寺御本尊 薬師如来(にょらい)御前立(おまえだち)佛開眼記念法要」が開催された。

子どもに箸の作り方を教える坂上さん

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 同法要は、薬師寺の本尊が秘仏のため一般は見ることができないことから、三橋秀朋(しゅうほう)住職が本尊をより身近に感じてもらうため御前立佛(本尊の身代わりとして礼拝者にその尊容を見せる仏像)を発案、石川県の仏師・坂上俊陽(としはる)さんに制作を依頼、完成したことを記念したもの。

 11時から本堂で行われ、読経し楽器を奏でながら散華(さんげ)で仏様をおもてなしした後、住職が本尊に法要の趣旨を報告、その後、鈴や拍子木の音を鳴らし、心穏やかに生きていくことを本尊に宣言した。

 御前立佛開眼記念法要について、三橋住職は「習志野で生まれ育ってく中、仏様を見ることができないことが疑問だった。住職になってから御前立仏のためにいろいろな仏師と会ったが、坂上さんと出会い、この方にお願いすることにした。地域の方にはぜひ一度見に来て、仏様を身近に感じてほしい」と参拝を呼びかける。

 坂上さんは「自我を捨てて、檀家(だんか)や寺の思いを込めて無心で彫った。仏様は作って終わりではなく、最後に魂を入れてみんなでお祈りして完成する。その瞬間に立ち会えたことは仏師としてうれしい限り」と話す。法要後、坂上さんはワークショップ「マイ箸を作ろう」を開催。参加者に木の彫る時の彫刻刀の使い方など、箸の作り方を教えた。

 敷地内では、「タコヤキハナチャン」のたこ焼きや「スターカフェ」のフライドポテト、唐揚げの屋台、輪投げやコリントゲームの露店が出店。特設ステージでは、2010年のジャグリング世界大会デビルスティック部門で優勝したコンロさんが、工事用カラーコーンのジャグリングを披露するなどのパフォーマンスで観衆を沸かせた。ご当地アイドルのミルキーウェイは、習志野市の地名を歌詞に含めた「アイラブ習志野デイズ」など4曲を披露。観客から「かわいい」とかけ声がかかるなど会場を盛り上げた。メンバーのマイキさんは「習志野でライブすることが目標だった。みんな盛り上がってくれてとても感激。またここでライブをしたい」と意気込みを見せる。

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