「夢の国 谷津遊園 上映会」が12月8日、市民プラザ大久保(習志野市大久保4)で開催された。主催は習志野の歴史を語る会。
現在、市民プラザ大久保で開催されている展示会「元祖夢の国 谷津遊園~東洋一の大遊園地 思い出の写真展~」の一環で開いた。
同会・ひぐち誠さんのあいさつで始まった同会。2回に分けて開催し、合わせて100人ほどが参加した。上映したのは個人の8ミリフィルムの映像を同会が編集したもので、音声はなく映像のみ。内容は、プールで浮輪を着けて遊ぶ子どもたち、遊園地の乗り物で遊ぶ親子の様子、当時日本一の規模の海上ジェットコースターを上空から写したもの、観覧車の長蛇の列や乗って会話をする親子や夫婦、当時の「谷津遊園駅」(現在の谷津駅)の映像や動物園にいたチンパンジーや白クマ、ペンギンなど。約30分上映し、当時の様子を伝えた。
上映会前後、写真展にも多くの人が訪れ、写真や資料、年表を鑑賞。当時を懐かしんで思い出話をする人の姿も見られた。中には2回参加して「1回目は気付かなかったものが見られて良かった」という声も聞かれた。参加した児童からは「学校で谷津遊園を知ったけど、実際の様子が見られて良かった」とも。
同会の明里さんは「写真とはまた違い、映像だからこそ分かる情報量の多さ。無音の中、皆さん真剣に見てくださり、開催したかいがあった。谷津遊園を知らない世代、家族で参加する方もいて、うれしかった。次回は谷津での開催も検討している。第2弾開催に向けて情報も引き続き募集していく」と意気込みを見せる。