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東習志野「東海苑」 物価高騰受け突如閉店、地域住民も驚き

「東海苑」の外観

「東海苑」の外観

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 東習志野の中華料理店「東海苑」(習志野市東習志野4)が3月31日で閉店した。

東海苑で提供されていたカニチャーハン

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 ジョギングや散歩をする人や、家族連れなどの地域住民が利用する習志野市北東部のマラソン道路沿いにある同店。これまで「カニチャーハン」「ワンタンメン」「ニラレバイタメ」「とんこつラーメン」「カレーライス」などの定番料理や、ランチタイムには麺類と飯類を一品ずつ選べるセットメニューを提供。気軽に利用できる町中華として地元住民に親しまれてきた。

 コロナ禍の2020年4月から2021年4月半ばまでの休業を経て営業を再開。その後も一時的に休業することがあったが、近ごろは行列ができるほど多くの客でにぎわいを見せていた。

 3月31日、「突然ではありますが、仕入価格高騰のため閉店させていただきました。長い間、ご愛顧いただき誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます(原文のまま)」と記した紙が貼り出された。突然の知らせを聞いた地域住民の間にも驚きが広がっていた。

 同店に通っていた市内在住の40代男性は「カレーライスが好きでよく通っており、先月も行ったばかりだったので突然の閉店で驚いている。メニューの種類が豊富で料理はボリュームがありおいしかった。夫婦2人で切り盛りしていて、いつも温かい雰囲気で居心地が良かった。気兼ねなく入れる店がなくなってしまい、とても残念」と閉店を惜しんでいた。

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