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「古地図で見る軽便鉄道」 習志野・市民プラザ大久保で展示企画

「古地図で見る軽便鉄道~軽便線路と街の移り変わり~」展示会場入り口

「古地図で見る軽便鉄道~軽便線路と街の移り変わり~」展示会場入り口

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 展示企画「古地図で見る軽便鉄道~軽便線路と街の移り変わり~」が現在、市民プラザ大久保(習志野市大久保4)で開催されている。主催は習志野の歴史を語る会。

市民プラザ大久保で開催中の古地図で見る軽便鉄道の様子

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 今年が戦後80周年の節目を迎えたことと、同会スタッフの数人が陸軍で使っていた地図を収集しており、それを年代別に並べてみると鉄道連隊が演習のために引いた線路に大きな違いがあることに気づいたことをきっかけに同展を企画。スタッフ以外に船橋郷土資料館から資料や写真の提供を受け開催することになった。

 同展では、明治・大正・昭和時代の軍隊施設や軽便鉄道、鉄道と共に発展する街並みそれぞれの移り変わりを古地図で見比べることができる。軽便鉄道と普通鉄道が並行して走っている箇所や停留所が現在の三山(船橋市)や大久保にあったことなどを古地図で確認でき、当時の写真や絵はがきも展示する。

 同会スタッフで郷土史家のひぐち誠さんは「軍隊古地図は当時、習志野原演習で状況図として使われており、なかなか目にする機会がない貴重なもの。習志野市のマラソンロードやハミングロードは、かつて軽便鉄道が通っていた場所。鉄道連隊が演習で使っていた線路跡が現在は歩道に変わった。京成電鉄松戸線(元新京成線)も鉄道連隊が使っていた線路のあった場所を利用している。当時の情景を思い浮かべながら、まだ残っている鉄道連隊の史跡を展示後に巡ってみては」と来館を呼びかける。

 開館時間は9時~21時。第2・第4火曜休館。入館無料。8月31日まで。

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