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習志野・芙蓉園で「子ども開放day」 交流の輪広がる

パペット劇場「いちにちいっぱいのおみそしる」

パペット劇場「いちにちいっぱいのおみそしる」

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 高齢者福祉センター芙蓉園(習志野市屋敷4)で8月25日、「芙蓉園子ども開放day」が開催された。

センター長の松岡秀善さん

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 同イベントは夏休み中の子どもたちに福祉施設を開放し、多世代交流の場を創出することを目的としている。当日は「キッズ探検隊」として公募した13人の小学生が参加。芙蓉園の活動内容を記した冊子も準備し、小学生を迎えた。

 参加者は陶芸小屋やカラオケ、パペット劇場「いちにちいっぱいのおみそしる」、みそ玉づくりを体験し、昼には自作のみそ玉でみそ汁を作るなどし高齢者と一緒に食べた。午後には当日参加の小学生8人が加わり、工作するなどし多彩なプログラムを楽しんだ。

 パペット劇場は習志野市内で活動する「ドレみそ劇団」が上演。「ダイズくん」「こうじさん」「エダマメくん」などのキャラクターが日本の食文化の大切さを伝えた。社会貢献型アイドル「Milky☆Way(ミルキーウェイ)」としても活動する舞希さんは「どれミソダンス」を披露。子どもや高齢者に振り付けを教え、会場全体で一緒に楽しむ姿も見られた。舞希さんは「自分だけじゃなく、みんなで楽しむライブができてうれしい。みその良さを楽しく伝えられるよう、これからも頑張りたい」と話す。

 センター長の松岡秀善さんは「この施設は普段は高齢者向けで小学生は入れない場所。こうした場で高齢者が楽しんでいることを知ってもらい、核家族化が進む中で祖父母と接する機会が少ない子どもたちにとっても貴重な交流な場になれば」と期待を込める。

 職員の三橋糸子さんは「昨年に続き2回目の開催。子どもたちが楽しみ、高齢者が元気をもらえる企画にしたかった。パペット劇では出演者のつながりでご当地アイドルの出演もあり子どもと高齢者の双方にとって特別な時間になった」と振り返る。

 同施設では今後もフェスの開催などを予定しており、地域に開かれた福祉センターとしての活動を続けていくという。

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