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習志野「レストランあけぼの」が100周年 地元に愛されて3代目

100周年を迎えた「レストランあけぼの」店主の石橋さん(中央)とスタッフ

100周年を迎えた「レストランあけぼの」店主の石橋さん(中央)とスタッフ

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 習志野・津田沼の洋食店「レストランあけぼの」(習志野市津田沼3)が8月7日で100周年を迎えた。

習志野「レストランあけぼの」が100周年 地元に愛されて3代目

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 1924(大正13)年に現店主・石橋亮さんの祖母の石橋イシさんが「太陽が昇って明るく照らすように、お客さまを明るく照らす存在になれるように」という思いを込めて「あけぼの」を開業。当時は食堂として、うどん・そば・すしなどを提供していた。

 その後、亮さんの父の新治郎さんが店を継ぎ、「レストランあけぼの」として食堂から洋食店にリニューアルした。街の催しには積極的に参加し、街の人とのつながりを深めていたという。
 新治郎さんから店を引き継いだ亮さんは、街とのつながりや新治郎さんから受け継いだ味を守りながら、2022年に店をリニューアルし、現在に至る。

 100周年を迎えて亮さんは「『シンプル・イズ・ベスト』をモットーに、『家では食べられない、でもどこか懐かしさがある』洋食屋さんを意識してきた。その中でデミグラスソースの1回の仕込みで12キロのタマネギを使い炒めた香りをつけてみたり、付け合わせのマカロニを昔はオーロラソースだったのを、炒めたタマネギとケチャップに白ワインを加えて熱し、大量のバジルを加えたものに変更して付け合わせとしてすっきりさせてみたり、細かいところを試行錯誤しながら、ここまで来た。コロナ禍や食材費の高騰など苦しい時期もあったが、街の人や取引先の皆さんに支えられて100年目を迎えることができた」と振り返る。

 店の「お薦め」は「オムライス(巻きタイプ)」(1,430円~)で、亮さんは「オープンタイプのトロトロとは違う技術が巻きのオムライスにはあるので、初めて来る方にはぜひ食べてほしい。辛いものが大丈夫ならソースを『激辛カレー』(285円~)に変更して楽しんでいただければ」と来店を呼びかける。

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