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100メートル中学新記録の四中・小寺慎之介選手、国体出場へ

中学新記録保持者となった小寺慎之介選手

中学新記録保持者となった小寺慎之介選手

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 8月に行われた関東中学校陸上競技大会で日本中学新記録を樹立した習志野四中の小寺慎之介選手が、10月11日から佐賀で開催される国民スポーツ大会に出場する。

100メートル中学新記録の四中・小寺慎之介選手、国体出場へ

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 小寺選手は中学で陸上を始め、中1・中2でも関東大会に出場していたが、全国大会に出場を決めたのは今年が初めて。8月に福井で開催された第51回全日本中学校選手権では、風速3.7メートルの強い向かい風の中、予選22組のうち8人のみ決勝出場という厳しい条件に見舞われた。中学生記録を持つ小寺選手も「決勝に残れるか不安だった」と話すが、予選を見事通過し決勝のタイムは10秒70で、全国1位に輝いた。

 小学校ではラグビーをしていたが、中学に入ってからは走ることに関心を持ち、自分の走りに貪欲に研究を重ねてきたという。今後の進路については、「まずは陸上選手を目指すが、走ることに関心があるので、シューズメーカーでスパイクやランニングシューズを作り選手を支える仕事に就くことにも興味がある」と話す。

 「一番印象に残っている」と話すのは、中学3年の4月に出場した船橋市近隣支部中学校陸上競技記録会で、追い風参考ながら中学生記録の10秒54で走り、県の総体で公認記録の中学生記録タイに浮上。その後も全日本中学校通信陸上競技大会千葉県大会、第52回関東中学校陸上競技大会で10秒46の日本中学新記録を達成した。中学生新記録について、小寺選手は「自信はあったが、驚きの結果だった」と振り返る。

 県の代表選手として佐賀で開催される国民スポーツ大会に出場する。小寺選手は「全国の決勝では、緊張して力んでしまい、自分の走りを出し切ることができなかった。国体では、周りはほとんどが高校生などの強い選手ばかりだが、バネがあり、ストライドが大きい自分の強みを生かして優勝を目指したい」と意気込んだ。

 小寺選手について、顧問の杉山隆仁教諭は「熱心に自分の走りを研究し、学んできてことを考えながら走りに生かすことができる選手。10月は毎週大会が続くが、自分が思う走りができるように頑張ってほしい」とエールを送る。

 小寺選手は国民スポーツ大会のほか、10月は「みんなでつなごう リレーフェスティバル2024」「第55回U16陸上競技大会」にも出場する。

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