千葉工業大学津田沼キャンパス(習志野市津田沼2)を拠点に活動する中高生ロボコンチーム「サクラテンペスタ」が12月22日、中高生の国際ロボット競技大会「FIRST Tech Challenge (FTC)」の日本プレ大会を開催する。
FTCはアメリカのNPO法人「FIRST(ファースト)」が運営する国際ロボット競技大会で、同チームはほかにも「FIRST Robotics Competition(FRC)」に出場し、6年連続受賞。今回プレ大会を開催するFTCは対象年齢が12歳~18歳と他の大会と比べて低く、基礎的なプログラミング、機械設計の技術を求める大会で、教育的な側面を持つ大会。
同チームはSTEAM(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematics)教育の普及にも取り組んでおり、今回はその足がかりとなる場として大会を開催。日本国内にFTCのチームは3つしかなく、日本では公式大会が開催されないため、認知と魅力の拡大、FTC出場を目指す中高生を増やすことを目的に開く。イベントでは小学生向けのプログラミング体験も行う。
イベントの広報を担当する廣瀬悠人さんは「前身であるロボコンチームの発足から7年。自分たちが参加する大会を日本で開くことを目標に活動を続けてきた。日本のFTCチームは3つしかなく、日本の公式大会は開催されていない。私たちが非公式でも大会を開催することで、FTCの面白さを知る人を増やし、FTCの輪を広げていきたい」と話す。
見どころについて「50センチほどの大きなロボットが3メートル×3メートルのフィールドを走り回り、タスクをこなしている様子は見飽きない。中高生が設計し、組み立て、プログラミングをしたその集大成を、ぜひ見に来てほしい。展示コーナーには、大学生のロボットサークルや研究室だけでなく、他県からの出展もある。最先端の技術にぜひ触れてみて」とも。
開催時間は10時~17時。入場無料。