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サクラテンペスタ、ロボコン世界大会出場を習志野市長に報告

サクラテンペスタのメンバーと宮本市長(右から4人目)

サクラテンペスタのメンバーと宮本市長(右から4人目)

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 ロボコンチーム「サクラテンペスタ」が「FIRST Robotics Competition(以下FRC)」の4月の世界大会出場を果たし、7月13日、宮本泰介習志野市長を表敬訪問し結果を報告した。

サクラテンペスタ、ロボコン世界大会出場を習志野市長に報告

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 FRCはアメリカのNPOが運営する14~18歳を対象にした世界最大級のロボットコンテスト。4月の大会では35カ国から4000チーム、10万人が参加した。

 サクラテンペスタは2017(平成29)年にチームを創設し、2021年にNPO法人化。日本から毎年FRCに参戦しているチームで、現在、習志野市内外の中高生45人が所属する。千葉工業大学津田沼キャンパス(習志野市津田沼2)を中心に活動し、企業15社が支援している。

 ハワイで行われたFRC地区大会で同チームは上位7位以内に入り、「Regional Engineering Inspiration Award」を受賞、4月に4回目の世界大会出場を果たした。日本のFRC参加チームでは最多の出場回数となる。

 チームリーダーで高校2年の祐川紗輝さんは「中学校のロボット部で活動していた時に、先輩の誘いでサクラテンペスタに加入した。チームの活動を通じて人の役に立つもの、人の生活を助けるロボットを作りたい。個人的に取り組んでいるのは災害時のレスキューを想定したものや、日常生活でちょっと手助けになるロボットを開発していて、近い未来には一家に1台、ロボットと共生する時代が来てもいいのでは。来年1月の大会が最後になるので、先輩たちがこれまで築いてきた技術的を引き継ぎながら、問題点などをチームとして改善していきたい」と今後の活動や次の大会にむけて抱負を話した。

 チーム最年少で中学2年の遠藤椿さんは「子どもの頃から大きなロボットに憧れがあり、母親からサクラテンペスタを教えてもらい参加することにした。加入してまだ10カ月ほどで、技術はまだ先輩たちには及ばないが、これからもっと技術を学んでチームに貢献して、ロボットを作る中心になる存在になりたい」と意気込みを見せる。

 宮本市長は「『本当にすごい』の一言に尽きる。チームの皆さんにはぜひロボットの分野で世界を極めてほしい」とエールを送った。

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