
習志野・鷺沼の「まる太食堂」(習志野市鷺沼2)が2月10日で閉店した。
習志野市役所から市役所通りの坂を大久保方面に上がった先にある同店は、これまで「海鮮丼」「豚バラ角煮丼」「豚しょうが焼き定食」「マーボー豆腐定食」などの定番のほか、「焼きカツカレー」「あんかけ焼きラーメン」「鰻(うなぎ)まむしビビンバ」「ガパオライス」「フィリピンステーキ定食 豚バラのにんにくレモンしょうゆ味」などの多国籍料理を提供。ビールやハイボール、ホッピー、焼酎、日本酒、ワインなどの酒も用意する定食店兼居酒屋だった。
コロナ禍が始まった2020年から臨時休業していたが、2024年に営業を再開。地域住民からは再開を喜ぶ声も多く上がっていた。
閉店について、13日に同店のフェイスブックアカウントで「日頃より、ごひいきいただいていたお客様へ。大変残念なお知らせですが、店主兼シェフが2月10日朝、急逝いたしました。よって、まる太食堂を閉業することになりました。今までお越しいただいた一人一人のお客様に感謝を申し上げると共に、突然、店を閉める事をお詫(わ)び致します(原文のまま)」と投稿。悲しみの声が寄せられていた。
同店に通っていた、市内で飲食店を営む40代男性は「再開してからちょくちょく通っており、先月も行ったばかりなので、急な知らせにただただ驚いている。個性的でおいしい料理が好きだった。これからまた通おうと思っていたので、非常に残念」と閉店を惜しむ。