「MIMOMI FARM(ミモミファーム)」(習志野市実籾本郷)で9月、6年目のミニトマト栽培シーズンが始まった。
ビニールハウスでミニトマトを育てながら割れてしまったトマトを使いトマトジュースも作っている。他に、落花生おおまさりやナス、ピーマン、ブロッコリー、キャベツなどの野菜も栽培している。
ミモミファームの桜井孝則さんは九十九里で3年間、トマト栽培を学んだ後、地元に戻り、就農。ミニトマトを専門とし、習志野産トマトを100%使ったトマトジュースを作った。ジュースには5~6種類のトマトを使う。ミニトマトの他に使う中玉や大玉のトマトは習志野若手農家である織戸菜園の織戸さん、「やさいや」の三代川さんのトマトを使っている。「濃厚で甘いミニトマトと爽やかな酸味とうまみがある中玉と大玉のトマトが混ざり合うことで、甘くておいしいトマトジュースになる」という。食塩や保存料が一切入っていないため、トマトそのものの味を楽しむことができるのも特徴。
桜井さんは「ジュースだと飲みやすいし、たくさんの方に知ってもらえる。少し濃いと感じたらオレンジジュースやサイダー、ジンジャーエールで割ってもおいしい。ぜひ地元の人に飲んでほしい。習志野の新たな名物になれば」と話す。
トマトジュースは「しょいか~ご」習志野店と千葉店、千葉県内の房の駅各店、イオンモール津田沼で販売。千葉の名産を扱う大久保園でも販売が始まり、地元・習志野を中心に広がっている。年内にはギフトボックスの販売も目指している。