京成津田沼駅から「ワイがや通り商店街」を抜け少し歩いた場所にある、「季節料理とちょっとすし」の看板が目印の「麻」(津田沼6)が11月1日で1周年を迎えた。
店主は長年複数店舗を抱えるすし店で働いてきたが、いつか自分の店を出したいと考えていた。「長年働いてきた会社を退職して、家の近所で、夫婦で店を始めた。出店準備のころはコロナ禍が落ち着いたと思っていたが、全然そんなことはなくて大変な1年だった。ただ昔の店の時からのお客さまや、新しくできた常連に支えてもらった」と話す。
釣り仲間が関東近郊の海で釣りたての魚を持ち込むことも多く、店主も夫婦で休みには釣りに行き、日によって異なる新鮮な魚をすし、刺し身、焼き魚などで提供する。「ちょっとすし」としたのは、「すし屋にすると、毎日ある程度の決まったネタをそろえないといけない。今は定番にこだわらず、新鮮な旬の魚を味わってほしいから」だという。
店内は、カウンター席と掘りごたつ式の座敷があり、壁やテーブルには夫婦が釣った魚の魚拓などを飾る。店主は「おもての人通りが寂しいから、もっと多くの人に知ってほしい。小さなお子さま連れでも気軽に食べに来てほしい」と笑顔で呼びかける。
営業時間は、昼=12時~15時、夜=17時~21時30分。火曜定休、水曜昼営業はなく、夜は第1・3水曜休み。