習志野市内にある国有地「習志野の森」(習志野市泉町3)で4月8日、春の一般開放イベントが行われた。200人以上が参加して、普段立ち入れない森の中を楽しんで見学した。
年4回、一般開放日として誰もが自由に見学できる同所。当日は、ネーチャーガイドツアーや紙芝居、オナモミを使ったダーツなどの催しも行われた。主催は市民団体「習志野みどりの会」。
午前中のネーチャーガイドツアーでは20人以上が参加し、会員の野村さんが森の中の植物の特徴や生育状況を説明し、参加者は熱心に説明に聞き入っていた。
今回初の試みとして、森の中でプラレールを走らせる企画を実施。子どもたちが家ではできない規模の線路を敷き電車を走らせた。初めは落ち葉などで車両が脱線し、レールから外れることもあったが、子どもたち自ら考えながら脱線を防ぐ工夫を施した結果、後半は車両が安定して走行できるようになった。参加していた保護者は「口出しせずに見守ることを意識した」と話し、子どもたちが楽しんでいる風景に目を細めた。
習志野の森サポーターの宮入謙さんは「習志野市に残る貴重な自然であるこの環境へ皆さんに来てもらい、さまざまな形で活用してもらえるとうれしい。習志野の森が世代を超えた憩いの場にしていく支援を引き続きしていきたい」と話す。
次回は6月3日を予定。雨天中止。