「全国高等学校ボクシング大会兼JOCジュニアオリンピックカップ大会」で優勝した習志野高校(習志野市東習志野1)2年生でボクシング部の片岡雷斗選手が5月8日、宮本泰介習志野市長を表敬訪問した。
市長、教育長、習志野高校校長、ボクシング部顧問が片岡雷斗選手を囲む
片岡選手は昨年夏、インターハイでも優勝を収めた。鹿児島で3月20日~24日に行われた同大会のライトフライ級に出場し、階級を超えて男子最終優秀選手賞を取り、大会の頂点に立った。その栄誉をたたえ、今回、市長賞と教育委員会顕彰が贈られた。
宮本市長は「ファンをたくさん作った方がいい。片岡さんの活躍は市民の誇りでもある。無理せず、けがせず、健康にも気をつけて」と言葉をかけた。小熊隆教育長は「他から追われる立場の優勝。素晴らしい価値がある。満足することなく高い目標を立てて、市民にボクシングの良さ、素晴らしさ伝えていってほしい」と話す。
片岡選手は7人兄弟で、兄の影響を受け小学校4年でボクシングを始めた。自宅には父自作の練習用のリングも。高校に入ってからは「21勝無敗」の記録を更新している。
今回の優勝について、片岡選手は「挑戦者の気持ちを思い出し、守りではなく積極的に攻めの姿勢で戦った結果、優勝することができた。次の目標はアジア大会で圧倒的な差をつけて優勝すること。自分が優勝するだけではなく習志野高校ボクシング部として勝利をする2つの目標ができた」と話す。「自分のボクシングがまだ出せていない。やる気はあったが思い通りにできていない。もっと強くなりたい」とも。
同校の大崎栄貴校長は「1年から3年まで続けてほしい。なかなかできることではないが3年連続優勝を達成してほしい」とエールを送った。