習志野を本拠地とする「オービックシーガルズ」が6月18日、日本社会人アメリカンフットボールXリーグパールボウルトーナメント決勝で「ノジマ相模原ライズ」(神奈川県相模原市)と対戦し、9対7で勝利して4連覇を果たした。
オービックシーガルズ、パールボウルトーナメントで4連覇 接戦制す
4年ぶりの開催となったXリーグパールボウルトーナメントは、3本のフィールドゴールを沈めたオービックがノジマ相模原の反撃を1タッチダウンに抑え、9対7で勝利した。勝ったオービックは、パールボウルが社会人同士の対戦となった第10回大会(1985年)以降ではXリーグ史上初の4連覇を成し遂げた。
第1クオーターは両チーム無得点で終わるも、第2クオーターで中山龍之介選手の39ヤードフィールドゴールで3点を先制して前半を折り返す。第4クオーターでも中山選手がフィールドゴールを2回決めて6点を奪い、ノジマ相模原ライズの反撃をタッチダウンによる7点に抑え勝利した。大会最優秀選手(MVP)にはオービックシーガルズの中山選手が選ばれた。
優勝したことについて、塚田昌克アシスタントヘッドコーチは「最初から厳しい戦いになると全員分かっていたので、いい意味で、想定通りで最後まで落ち着いて戦い抜くことができた。今日はまさにキッキングで勝った試合。キッキングカバーも良かったので、今後もキッキングで勝っていきたい。秋の目標は日本一。一番になれるよう頑張りたい」と話し、早くも秋シーズンに照準を合わせた。
MVPについて、中山選手は「素直にうれしい。とはいえ僕だけの力で取ったものではないので、みんなに感謝したい。先制点は勝利するうえで重要で、1本目を決めることができてチームに勢いをつけることができた。ファンの方には、いつも応援してくれてありがとうと伝えたい。これからも頑張っていくので、秋シーズンも応援よろしくお願いします」と呼びかけた。