見る・遊ぶ 買う 暮らす・働く

習志野・藤崎よいとこ館で「駄菓子やふーちゃん」 

駄菓子やふーちゃん

駄菓子やふーちゃん

  • 4

  •  

 習志野の「藤崎よいとこ館」(習志野市藤崎4)前広場で7月15日、「駄菓子やふーちゃん」が開かれた。

藤崎よいとこ館 広場にプラレールも走る

[広告]

 同所は1970(昭和45)年に設立した集会所に隣接する芝の広場で、広さは約233平方メートル。イベントを主催する習志野市社会福祉協議会、藤崎支部の活動拠点でもある。

 「駄菓子やふーちゃん」は昨年5月に始まり、月1回程度開いている。名前の由来は地名「藤崎」から。駄菓子を陳列する台は木製の手作りで、土台はリアカーでできており、実際に引いて動かせる。藤崎小学校(藤崎4)で8月19日に開催する「藤崎まつり」にはリアカーを引いて出店するという。台には「まけんグミ」(30円)や「かば焼きさん」(10円)、「キャベツ太郎」(20円)など懐かしい駄菓子が並ぶ。

 駄菓子を始めたきっかけについて、支部長の野田さんは「駄菓子が好きだから。こうやって子どもたちや地域の輪につながってとても良かった」と話す。

 子育て委員の中村さんは「常連が多く、小学生や中学生など暑い中顔を真っ赤にしながらも駄菓子を買いに来てくれて、器用に計算しながら一つずつ悩みながら買い物かごに入れていく。途中、計算が分からなくなって最初からになる子どもや、当たり券が出るかもしれない駄菓子をたくさんかごに入れる子どもも。小学生以下の子どもも一生懸命指を折りながら計算したりしていて、とても器用」と目を細める。「子どもだけでなく、子育て世代やシニア世代の方も懐かしい駄菓子を見つけると、ついつい買ってしまう様子も見られる」とも。

 この他にアイスも配布。広場にはプラレールも置き、子どもたちはレールをつなげたり、電車を走らせたりして遊んだ。同館2階では「おもちゃ病院」も開き、持ち込まれたおもちゃを修理した。

 アイスを配布していた子育て委員長の井口さんは「皆さんボランティアで、活発に活動している。常連にも支えられてこのような広場にできている」と話す。「つながりがとてもありがたい。劇団に所属していた人が紙芝居に来てくれることもある。普段触れられない文化に触れるいい機会が、この広場にはある」とも。

 イベントの最中、「藤崎の良い所が歌詞にちりばめめられている」という「藤崎よいとこ音頭」が流れた。

 次回開催は9月16日の13時30分~15時30分。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース