「竹灯籠と舞の夕べ」が9月9日、津田沼一丁目公園(習志野市津田沼1)で開催された。
主催は津田沼一丁目商店会。当日は会長・杉林昇さんのあいさつで始まり、和太鼓と尺八の共演、ハクビ京都きもの学院の生徒による着物ショーが披露された。
宮本泰介習志野市長の来賓あいさつの後、「竹宵の会」メンバーが園内に配置された竹灯籠に一本一本点火し、竹の明かりで幽玄な雰囲気を生み出した。後半は津軽三味線、懐かしい歌の歌唱、千葉越中おわら節同好会による「おわら風の舞い」を披露し、盛り上がりを見せた。
杉林さんは「この祭りは大人の祭り、そして日本文化の継承をコンセプトにしている。それぞれ来場してくれた皆さんのふるさとを思い出してくれたら」と話す。
宮本市長は「毎年、この祭りの頃になると夕方に涼しい風が吹いてきて秋の訪れを感じる。習志野市は3万人の人口で始まり、市外からの流入も多く現在では約18万人になっている。この祭りを通じて、それぞれのふるさとを思い出してくれたら」と話す。
300席用意した観覧席はほぼ満席になり、道行く人も足を止め竹灯籠の明かりを眺めていた。来場者はイベントが終了した後も竹灯籠の写真を撮り楽しんだ。