習志野市内14店舗が参加する「習志野ラーメンカーニバル2023」のスタンプラリー参加登録数が開始1カ月で1500件を突破した。現在の参加登録数は1725件で、昨年の参加者数1100を既に上回っている。
2022年ラーメンスタンプラリースタンプ最多獲得店 麺屋 時茂 京成大久保店
スマホで参加するスタンプラリー。参加店のうち8店舗を巡り、市内のラーメン店を応援するまちおこし事業。参加者は参加店でクーポンなどの特典も受けられる。
「習志野ラーメンカーニバル」のイベント名で開催したのは今年が初。構想は2019年からあり、市内に既にある資源を活用したまちおこしができないかとイベント実行委員が考えたところ、学生が多く住んでいる地域性もあり店が多い「ラーメン」が浮上した。人の往来を増やすためにスタンプラリーを企画し、「ラーメンカーニバル」と名付け開催準備を進めている最中にコロナ禍となり、開催延期を余儀なくされた。
2022年、コロナ禍の状況を踏まえ、「カーニバル」の言葉を使わず、「大久保・実籾ラーメンスタンプラリー」のイベント名で開いた。
スタンプラリーのサイトには、地元大学の協力を得て英語を併記。ラーメンは外国人にも人気のある日本食の一つであることから、インバウンド需要を地域に呼び込むきっかけづくりとして「特に力を入れた取り組み」だという。市内全駅に設置したポスターには、特色あるラーメンの写真を配置するなど視覚的な分かりやすさにも配慮している。
実行委員会代表の竹谷嘉夫さんは「純粋に自分が住んでいる街に活気があればうれしい。現状の延長線上の未来を想像したとき、今、自分たちがやることが分かる。今やることはまちおこし。一人一人が楽しみながら地域のイベントに参加すること自体がまちおこしになっていると思い、多くの人に参加してもらえれば」と呼びかける。
「この仕組みをベースとして、別のテーマでも展開していけたら。例えば居酒屋カーニバル。『習志野市に行ってみよう』と市外・県外・国外からも思ってもらえるような取り組みを今後も続けていきたい」と意気込みを見せる。
11月30日まで。