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習志野の地域イベントに日大生産工学部生が協力 SNSやAI活用

イベントに協力している豊谷純教授(前列中央)とゼミ生

イベントに協力している豊谷純教授(前列中央)とゼミ生

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 習志野市内で現在開催されている「習志野ラーメンカーニバル」に、日本大学生産工学部(習志野市泉町1)マネジメント工学科・豊谷ゼミの学生(3年)がSNS運用やAIを使った英語翻訳の分野で協力している。

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 同イベントは9月19日から11月30日まで開催している、市内のラーメン店を巡るスタンプラリー。参加者は来店時に限定サービスを受けることができるほか、スタンプを集めて抽選に応募することができる。

 豊谷ゼミの学生は、参加店に食べに行き、そのレポートを同イベントアカウントからSNSに投稿したり、外国人でも分かるようAI翻訳を使って英語でSNSに発信するなどして協力している。

 ゼミ生の雨宮さんは「私が担当した『らーめん大』は、おいしいのはもちろん、麺の硬さや野菜の多さ、味の濃さを選べることと、見た目は二郎系ラーメンなのに食べやすいのが魅力。中太麺なのに提供速度が速く、1時間しかない昼休みでも間に合うのがありがたい」、普段からラーメンを食べ歩いているというチョウ・バイネイさんは「私が行った『ラーメン太一』では『太一とんがらし』を注文した。辛くておいしいのはもちろん、活気があってまた行きたくなる」、滝沢さんは「私が行った『まほろば』ではしょうゆ味の『中華そば』を頼んだ。安心できるおいしさだった」と、それぞれ担当したラーメン店の魅力を話す。

 ラーメンカーニバル参加店の「戯拉戯拉(ギラギラ)京成大久保店」店主の荒木康勝さんは「習志野ラーメンカーニバルは意外と年配の方が多く利用している」と言い、それに対して滝沢さんは「私たちがSNSを通して発信したことで、実際に店に足を運んでくれた、その中でも上の世代の方が店に行くきっかけになれたかもしれないのはうれしい」と話す。

 ラーメンカーニバルについて、豊谷純教授は「主催者と2019年から計画していたが、コロナ禍の影響で延期になり、昨年まだカーニバルの名称は使わない方がいいだろうと判断し「大久保・実籾ラーメンスタンプラリー」の名称で開催。今年、ついに「カーニバル」の名称をつけることができた」と言う。

 「ゼミではSNS発信や英語翻訳、ホームページ作成を担当した。SNSは当初各方面に気を遣いすぎて無難な内容になってしまったが、『批判的なことでなければ好きなように書こう』と言ってから反応が良くなった。参加店でホームページやSNSをやっていない店も多く、この企画で初めて知ったという声も参加者からもらい、店や地域の役に立てたことはありがたいし、学生もマーケティングの勉強になった」とも。

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