習志野市の新成人を祝う「二十歳の門出式」が1月8日、幕張メッセで開催された。例年、習志野文化ホール(習志野市谷津1)で開催されていたが、同館の長期休館に伴い、今回、同所で初の開催となった。
習志野市の新成人を祝う「二十歳の門出式」 1200人超が参加
式は教育委員会教育長の小熊隆さんのあいさつで始まり、国歌斉唱と習志野市歌斉唱、宮本泰介習志野市長や佐々木秀一議会議長らの祝辞、来賓紹介の順で進められた。
幕張メッセでの成人式について、新成人からは「海辺だったので風が寒かったが、会場が広くて良かった」「習文(習志野文化ホール)の固定された椅子に比べパイプ椅子だったこともあり、振り袖で立ったり座ったりが楽だった」「習文のかしこまった雰囲気に比べ、体育館のような会場で少し緊張がほぐれた」「モニターがあり、前で誰が話してるのか見えた。聴力障がいの方のために手話もあった」などの感想が聞かれた。
式では実行委員会が主催する企画も開催。昨年9月に結成された同実行委員会。新成人による実行委員会が結成されたのは4年ぶり。各中学校から代表者1・2人が参加し、計10人が務めた。第四中学校出身で実行委員の片山智稀さんは「昨年9月から当日まで、6回ほど会議を開いた。メンバーのほとんどが初対面だったが、すぐに打ち解け、いい雰囲気で準備し実行できた」と話す。
当日は、「二十歳を祝う集い」と題し、習志野高校吹奏楽部によるパフォーマンスや「学校対抗 懐かしの問題」という催し、抽選会が行なわれた。
「一番印象的だったのは司会を担当した抽選会。終始盛り上がりうれしかったが、予想外のハプニングが起きた。1225人の新成人が参加した抽選会。8位から1人ずつ当選者の名前を読み上げたのだが、4位に当選していたのが自分。全くの想定外の出来事に、一瞬目の前が真っ白になった」と片山さん。「マイクで『ありがたく頂きます』と告げたら、すぐに拍手され会場がさらに盛り上がった。温かい空気に包まれた会。司会として楽しかったし皆さんも楽しそうでうれしかった」と振り返る。「式の前は緊張したが、とても貴重な経験ができた」とも。