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習志野・谷津に無人営業カフェ「エコトーン」 自家焙煎コーヒー提供

エコトーンの大山さん夫妻

エコトーンの大山さん夫妻

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 無人営業で自家焙煎(ばいせん)コーヒーを提供するカフェ「ecotone(エコトーン)」(習志野市谷津5)が5月20日、オープンした。

習志野・谷津に無人営業カフェ「エコトーン」 自家焙煎コーヒー提供

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 同店は、同じビルの2階で美容室「アイラシク」を営む大山圭介さんとあずささん夫婦が開いた。圭介さんは4年前からイベントなどで不定期にコーヒーを販売し、その際にコーヒー豆を自家焙煎していた。

 メニューは自家焙煎コーヒーの「ブラジル」「グァテマラ」、仕入れた「キリマンジャロ」「イタリアンリッチコーヒー」「アペックスコラボブレンド」(以上360円)や「ホットカフェオレ」「ホットプレミアムココア」(以上390円)などのアレンジコーヒー、「ダージリン」(360円)などの紅茶を自動販売機で提供する。今後は、みそ汁やプロテインなども提供する予定。

 店名の由来について、圭介さんは「自然界には山があって、斜面を下っていくと海や湖がある。その山と海、湖のそれぞれの生態系があるが、ちょうどその谷に当たる部分で生物は土壌を求めてやって来る。その中で移動したり、共有したり、交配したりするが、その境界線上のことをエコトーンと言い、生物学的に見てもすごく素晴らしい環境。それを、『大山さんがやろうとしていることと、この谷津という場所はエコトーンですよね』と仕事関係の方が教えてくれたことがきっかけ」と話す。

 無人営業の店を始めた理由については、「静岡から2カ月に一度、美容室に来る方がガンになってしまったことがあり、コロナ禍だったこともあり会うこともできなかった。美容師という仕事に無力さを感じたが、美容室に来ていた時、いつも私が焙煎したコーヒーを飲んでいただいたことを思い出してコーヒー豆を病院に送ってみたところ、『病院中、コーヒーの香りですごく満たされて良かった』と、とても喜んでくれた。美容の仕事に限界を感じていたが、カフェのアプローチで1人の人の幸せを作っていけるということに気付いた。ただ美容室をやりながらは厳しいと思っていたが、美容室の知り合いがコーヒーマシンを使ったセルフ営業でやっていて、これならできると思い、1カ月半かけて店をDIYして始めた」と話す。

 「コーヒーマシンは朝通勤の人が職場に持っていけるようにタンブラーに対応しているのを選んだ。いろいろな方がここに来て、それぞれの価値観が重なって共感、共存できていくような未来をこのエコトーンで作っていきたい」と意気込みを見せる。

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