谷津商店街にある世界三大花木のジャカランダが開花し、例年より多くつぼみを付けている。
谷津商店街で世界三大花木・ジャカランダ開花 「いずれシンボルツリーに」
ジャカランダは、中南米が原産でノウセンカズラ科キリモドキ属の低高木。カエンボク(火炎木)、ホウオウボク(鳳凰木)と並んでシウンボク(紫雲木)と呼ばれ、世界三大花木の一つ。紫の花が咲いている様子が紫の雲に見えることから「紫雲」の別名が付いている。主な生息地は暖かい気候の地域で、日本では宮崎県日南市、静岡県熱海市が名所。花が咲く条件がさまざまで、「めったに花を咲かせることがない」といわれ、同所でも珍しい開花となった。
商店街で和食店「胡桃」を営む鈴木節子さんは「コロナ禍の2020年に14年ぶりに花が咲いたときは、コロナ禍でも頑張れと咲いてくれたのかなと思っていた。暖かい地域で咲く花で、めったに花を見ないので、今年は満開を見られたらうれしい」と話す。
同商店街理事長の風見一輝さんは「商店街の皆さんが花が咲くことを期待している。今年は花も咲き始めていて、つぼみの数も例年より多い。いずれジャカランダがシンボルツリーになり、見に来た人で商店街がにぎわうくらい立派な花を咲かせてほしい」と期待を込める。
ジャカランダの開花の時期に重なり、同商店街では6月1日、「アートフリーマーケット」を開催する。「イベント時に咲いているところが見られるかも」と風見さん。開催時間は12時~17時。雨天中止。