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モリシア津田沼でつちやあゆみさん「輪唱の◯」展示 ワークショップも

つちやあゆみさんの楽器アート「輪唱の◯」

つちやあゆみさんの楽器アート「輪唱の◯」

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 美術・木工作家つちやあゆみさんの楽器アート「輪唱の◯」が現在、モリシア津田沼(習志野市谷津1)で展示されている。同施設開業16周年イベントの一環。

「輪唱の◯」 全体図

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 「輪唱の◯」は作品の階段部分の音板をはめ替え、球を転がすだけで作曲・演奏・輪唱ができる楽器アート。音が鳴らない「音けし板」をはめれば、休符や長い音を作ることもできる。まだ音楽に詳しくなくてもメロディーを作れる仕組みになっており、展示中は「さくらさくら」「きらきら星」が奏でられる。今回、同所16周年イベントの一環で展示する。

 作品を制作したきっかけについて、つちやさんは「私は演奏できる楽器が一つもなく、小中学校の合唱でも居残りさせられたこともあり、音楽へのコンプレックスが強かった。気軽に歌を歌ったり楽器を弾けたりする人への憧れもいまだにある。『輪唱の〇』は、音感やリズム感がなくても音の順番に板をはめて球を転がすだけ。そんな、私でも演奏できる楽器を作ってみたいという思いで制作した」と話す。

 30日・31日は「くるくる回せる歯車バッジワークショップ」も開催。歯車の真ん中のふたを顔にすると歯車ライオンになるオリジナル歯車バッジを45分で作る。開催時間は両日、11時~11時45分、13時~14時15分、14時30分~15時15分、15時30分~16時15分。1回20人まで。要事前予約。

 つちやさんは「子ども向けに見えるかもしれないが、どの年齢の方も楽しめるので、参加者の個性を出した歯車バッジを完成させて持ち帰ってもらえれば。木目や樹種、加工の説明もするので、身近に生えている木々に興味を持つきっかけになれば」と話す。

「(イベントの)制作会社から『16周年ということで、地元の方へ恩返しの気持ちでイベントを開きたい』と聞き、モリシア津田沼とその地域の皆さんのつながりを感じ参加することにした。日常の中の、ちょっとほっこりする思い出になってもらえれば」と来場を呼びかける。

 展示時間は10時~21時。今月31日まで。

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